【プラグイン紹介】サーバーに複数バージョンで接続できるプラグイン【ViaVersion/ViaBackwards/ViaRewind対応】
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当サイトにおいても景品表示法に則り、冒頭に表記するようにしていますので、ご理解の上、ご覧いただけますと幸いです。
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突然ですが、バージョン違いでマイクラサーバーに参加できなかった経験ありませんか?
あるある!サーバーに参加しようとしたら、自分のバージョンが古くて参加できないことあったね!
実はプラグインサーバーなら、異なるバージョンでもサーバー接続を可能にする便利なプラグインがあるのです!
え!?そんなことが可能なんだ!?詳しく教えてほしい!
この記事では、異なるバージョンでもサーバーに接続を可能にするプラグイン「ViaVersion」、「ViaBackwards」、「ViaRewind」の紹介や導入方法などを説明したいと思います。
初めての方でも分かりやすく説明するので、この記事を見れば安心して導入できます。
※2025年9月時点
マイクラサーバーとバージョン関係性
ポテコちゃんはマイクラサーバーとバージョンの関係ってどこまで知っていますか?
えっと…マイクラサーバーに入るには、サーバーと同じバージョンに合わせないと入れないってことくらいかな?
そうですね、一般的にはポテコちゃんと同じ認識の方がほとんどだと思います。
通常、サーバーバージョン(サーバー側)が1.21.8の場合は、クライアントバージョン(プレイヤー側)も1.21.8に合わせないと、マイクラサーバーに接続できないという仕様があります。
しかし、サーバーバージョンとクライアントバージョン(以下、マイクラバージョン)の他にも「プロトコルバージョン」というのが存在します。
マイクラバージョン(Java版) | プロトコルバージョン(Java版) |
---|---|
1.21.8 | 772 |
1.21.7 | |
1.21.6 | 771 |
1.21.5 | 770 |
1.21.4 | 769 |
1.21.3 | 768 |
1.21.2 | |
1.21.1 | 767 |
1.21 | |
1.20.6 | 766 |
1.20.5 | |
1.20.4 | 765 |
1.20.3 | |
1.20.2 | 764 |
1.20.1 | 763 |
1.20 |
マイクラバージョンにいくつか同じプロトコルバージョンがあるね!
よく気付きましたね!同じプロトコルバージョンのマイクラバージョンは異なるバージョンでもサーバーに接続できるのです!
要するに1.21.7のサーバーでも1.21.8ならプロトコルバージョンが同じなので、サーバー接続が可能なのです!
なんで同じプロトコルバージョンになることがあるの?
マイクラバージョンでは、たまにバグ修正だけのバージョンアップがあります。その際は1つ前のバージョンと同じプロトコルバージョンが設定されるからです。
今回、紹介するプラグインは、このプロトコルバージョンに大きく関係するので、簡単な説明でしたが前置きとして紹介してみました。
以下よりViaVersion/ViaBackwards/ViaRewindは「ViaVersion等」とします。
ViaVersion等とは
ViaVersion等とは、ViaVersionプロジェクトチームによって開発、提供されており、マイクラサーバーに異なるバージョンのクライアント(プレイヤー)を接続させるためのプラグインです。
これは、サーバーとプレイヤー間で通信される「プロトコル」をリアルタイムで変換して、互いに認識できるようにしています。
ViaVersionプロジェクトチームによって、開発されているプラグインを一覧にまとめました。
プラグイン名 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
ViaVersion | プラグイン (Spigot、Paper、Velocity対応) | 新しいバージョンを接続可能にする |
ViaBackwards | プラグイン (Spigot、Paper、Velocity対応) | 古いバージョン(1.9.Xまで)を接続可能にする |
ViaRewind | プラグイン (Spigot、Paper、Velocity対応) | 古いバージョン(1.7.10~1.8.9)を接続可能にする |
ViaRewindLegacySupport | プラグイン(Paperのみ対応) ※ViaRewindと併用不可 | ViaRewind用のバグ修正プラグイン |
他にもViaForgeやViaProxy等がありますが今回は省きます。
ViaVersionについて
ViaVersion(ビアバージョン)は、マイクラサーバーのバージョンより新しいバージョンのクライアント(プレイヤー)を接続させるプラグインです。
例えば、ViaVersionプラグインを導入した、マイクラサーバーのバージョンが「1.18.2」で、クライアント(プレイヤー)が「1.19以降」のバージョンならサーバーに接続可能になります。
ViaBackwardsとViaRewindについて
ViaBackwards(ビアバックワーズ)とViaRewind(ビアリワインド)は、マイクラサーバーのバージョンより古いバージョンのクライアント(プレイヤー)を接続させるプラグインです。
例えば、ViaBackwardsを導入した、マイクラサーバーのバージョンが「1.18.2」で、クライアント(プレイヤー)が「1.17以前」のバージョンならサーバーに接続可能になります。
ただし、ViaBackwardsは1.9.Xまで対応なので、1.7.10~1.8.9を接続可能にする場合は、「ViaRewind」も併用して導入する必要があります。
すごい!!こんな画期的なプラグインがあったんだね!
全てのバージョンに対応したい場合は、「ViaVersion」と「ViaBackwards」、「ViaRewind」の3つを併用して導入すると可能になります!
ViaVersionとGeyserMCを併用導入すると、古いバージョンのサーバーでも統合版がJava版サーバーに接続できるようになります!
ダウンロード方法
それでは、ViaVersion等のダウンロード手順を紹介します。
ViaVersion等は、複数のダウンロードサイトに対応していますが、当記事は「Modrinth」からダウンロードしていきます。
上記のリンクを開いたら、基本的に一番上の「
」ボタンをクリックしてダウンロードするようにしましょう。ViaRewindLegacySupportはPaper Hungerからダウンロードできます。
導入方法
次に導入方法になりますが、他プラグイン同様でサーバーの「plugins
」に入れるだけです。
ただし、「ViaBackwards」や「ViaRewind」を導入する際は、「ViaVersion」を併用して導入する必要があります。
プロキシサーバー(BungeeCordやVelocity)に導入した場合は、他のマイクラサーバー(SpigotやPaper等)には導入不要になります。
サーバーを起動すると、設定フォルダが生成されます。
「ViaVersion」と「ViaBackwards」、「ViaRewind」には非常に多くの設定項目があります。基本的に初期値のままで変更する必要はありません。
特定のバージョン制限設定
全てのバージョンではなく、特定のバージョンに制限して接続させる設定を紹介します。
ViaVersionのconfig.yml
の中にある「block-versions」と「block-protocols」が設定項目です。
- block-versionsから設定する
-
今回は「1.20.2」と「1.21.4以降」のプレイヤーをブロック(接続拒否)を想定します。
ブロックするサーバーバージョンを記述する必要があります。
block-versions: ["1.20.2", ">1.21.4"]
- block-protocolsから設定する
-
今回は「1.20.2」と「1.21.4以降」のプレイヤーをブロック(接続拒否)を想定します。
ブロックするプロトコルバージョンを記述する必要があります。
block-protocols: [772, 771, 770, 769, 764]
バージョン制限とプロトコル制限で記述形式が異なるのでご注意ください。どちらも併用して使うことができます。
ViaVersionのコマンド一覧
コマンド | 説明 |
---|---|
/viaversion /viaver | バージョン情報と利用可能なコマンドを表示します。 |
/viaversion reload /viaver reload | 設定ファイルを再読み込みします。(一部の設定はサーバー再起動が必要) |
/viaversion list /viaver list | オンラインプレイヤーのバージョン一覧を表示します。 |
/viaversion autoteam /viaver autoteam | 衝突を防ぐための自動チーム機能のON/OFFを切り替えます。 |
/viaversion dontbugme /viaver dontbugme | アップデート通知機能のON/OFFを切り替えます。 |
/viaversion pps /viaver pps | オンラインプレイヤーの1秒あたりのパケット数を表示します。 |
/viaversion debug /viaver debug | デバックモードのON/OFFを切り替えます。 |
/viaversion displayleaks /viaver displayleaks | メモリリークを検出します。 |
/viaversion dump /viaver dump | サーバーのプラットフォームに関する情報を出力します。 |
/viaversion probe /viaver probe | サーバーのバージョンを調査します。(BungeeCord版のみ) |
/viaversion player /viaver player | 指定したプレイヤー、または全てのプレイヤーの接続情報を表示します。 |
OP権限を持たないプレイヤーが、これらのコマンドを使用するには、以下のパーミッション(権限)を付与する必要があります。
viaversion.admin
よくある質問
- ブロックやアイテムが異なるブロック等で表示されてしまう
-
ViaVersionは、サーバーとプレイヤー間の異なるバージョンの互換性を補完するプラグインのため、特定のバージョンに存在しないブロックやアイテムがある場合は、代替ブロックやアイテム等に変換されて表示されます。
- 新しいバージョンでサーバーに接続できなくなった
-
新しいバージョンが公開されたら、ViaVersion等も最新バージョンにアップデートする必要があります。
- ブロックの表示がおかしい
-
ViaVersionの設定ファイル(config.yml)の中にある「serverside-blockconnections」を「true」に変更すると改善されるかもしれません。
- 「You are sending too many packets!(パケット送信が多い)」と表示され、サーバーから切断される
-
このメッセージが表示されるのは、「リソースパックの読み込み時」や「プレイヤーがラグい時」によって発生することが多いです。
対処法として、ViaVersionの設定ファイル(config.yml)の中にある「max-pps: 800」の値を2倍に増やす、もしくは「max-pps: -1」で無効化すると改善されるかもしれません。
ひとこと
ViaVersion等はいかがだったでしょうか?
昨今、マイクラのアップデートが早い傾向にあります。ViaVersion等を導入することで、新しいバージョンから古いバージョンまで対応することができます。
様々なバージョンを対応することで、参加者を集めやすくなるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回の記事でお会いしましょう!
BungeeCodeとGeyserMCとMCxboxBroadcastが導入されたサーバーにViaversionを導入すると統合版の方も新しいバージョンでも参加できるのでしょうか?また、どのようにして入れれば良いのでしょうか?
Paperの1.21.1サーバーでviaversionを導入していますが、1.21.2、1.21.3の人たちとGeyser勢が入れません。
サーバーバージョンが比較的新しいとviaは動作しないのでしょうか?
PaperMCとbungeecordの組み合わせのサーバの場合ってどうするのでしょうか?
bungeecordにも別途追加すればいいのでしょうか?
1.16.5で導入する場合どれをダウンロードしますか?
このプラグインは1.8.9に導入できますか?