【マイクラ】複数サーバー間を移動できるサーバーの立て方【BungeeCord/Velocity対応】
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※2024年10月時点
この記事は以下に対応しています。皆さん、海外のマルチサーバー等に参加した時に、全く違うワールドに移動するのを経験したことありませんか?
あるある!
あれって不思議だよね、どうやってるんだろうと気になってたよ!
今回は、複数サーバー間で移動できるようにする、プロキシサーバーの立て方を紹介したいと思います!
当記事を読むと、初めての方でもプロキシサーバーを立てられるようになるので、安心してご覧いただければと思います。
BungeeCord/Waterfall/Velocity/VanillaCordのサーバーソフトウェアに対応しています。
今回は簡単にプロキシサーバーを立てられるように、画像付きで分かりやすく紹介をしていきたいと思います!
2024年3月26日にWaterfallの開発終了が発表されました。今後、新しいバージョンのサポートが無くなるため、BungeeCordまたはVelocityに移行する事をおすすめします。
当記事では、しばらくの間は掲載を続けますが、いずれは取り止める予定です。
海外サーバー等でこんなの見たことありませんか?
ご覧になりましたか?
これは「Multiverse-Core」等のプラグインを使って、ワールド間を移動しているわけではなく、沢山のサーバー同士を繋げて、その中をプレイヤーがサーバー移動しています。
上記の画像では、矢印は一方通行になっていますが、実際は相互に行き来できるようになっています!
このような仕組みを作っているサーバーのことをプロキシサーバーといいます。
プロキシサーバーを知ろう!
プロキシサーバーとは、接続者(プレイヤー)とサーバー本体の間に位置するサーバーのことで、接続者から受け取った情報をサーバーに受け渡すという中継サーバーの役割をします。
これをプロキシと呼びます。
そして、プロキシサーバーを通すことで、サーバー本体に不正アクセスやサーバー攻撃等を通さないようにできるのでセキュリティ面を向上させることができます。
このように、攻撃を受けてもダメージを受けるのはプロキシサーバーだけなので、サーバー本体にはダメージを受けず、安全にサーバーを立てることができます。
要するにプロキシサーバーはサーバー本体の壁のような役割をしてくれます。
マイクラのプロキシサーバーについて
上記と同じようにマイクラサーバーにもプロキシサーバーがあります。
マイクラのプロキシサーバーを挙げるとBungeeCord・Waterfall・Velocity等があります。その中で一番有名なのがBungeeCordですね。
プロキシサーバー | 対応バージョン | 対応サーバー | 説明 |
---|---|---|---|
BungeeCord | 1.4.7~最新版 | SpigotMC PaperMC PurPurMC | BungeeCordはプロキシサーバーの中で、一番最初に公開されたプロキシサーバーです。 |
Waterfall | 1.8~1.20.4 開発終了 | SpigotMC PaperMC PurPurMC Forge | BungeeCordの改良版であり、Forgeサポート(1.12.2まで)があります。 ※1.13以降のForgeはLightfallが必要です。 |
Velocity | 1.7.10~最新版 | SpigotMC PaperMC PurPurMC Forge | 独自で開発されたプロキシサーバーで、軽量化や安全性に重点を置いていて、セキュリティが高いです。 ※デメリットとしてBungeeCordやWaterfallに対応するプラグインが使えない場合があります。 |
Lightfall | 1.13~最新版 | SpigotMC PaperMC PurPurMC Forge MohistMC | MohistMCが公開しているForgeやMohistMCに対応したプロキシサーバー ※ベータ版であり、全てのMODが正常に動作するとは限りません。 |
他にもプロキシサーバーは存在していますが、今回は、BungeeCord/Waterfall/Velocityのサーバー立て方について紹介していきます。
プロキシサーバーからバニラサーバーへ接続させたい人向けに、VanillaCordを使ったサーバーの立て方も紹介します。
マイクラでプロキシサーバーを使うメリット
マイクラでプロキシサーバーを使うとどんなメリットがあるの?
先ほどは「プロキシサーバーはサーバー本体の壁のような役割」と説明しましたが、マイクラサーバーにも当てはまります。
例えば、マイクラサーバーでプロキシサーバーを経由すると、マイクラサーバーのIPアドレスを秘匿することができ、安全性が高められます。
他にも有名サーバーになってくると、悪意ある者からサーバー攻撃を受けるようになり、マイクラサーバーが停止してしまう事があります。
これをプロキシサーバーを経由する事で、マイクラサーバーのダメージを防止できます。
この場合はサーバー攻撃に耐性のあるプロキシサーバーをおすすめします!(レンタルサーバー等)
なるほど!安全性が高められるということね!
とにかくサーバー攻撃は怖いからとりあえず繋げたいな。
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マイクラのプロキシサーバーを立てよう!
まず、プロキシサーバーを立てる前に、受け渡し先となるマイクラサーバー(バニラ、SpigotMC、PaperMC等)を1台用意してください。
プロキシサーバーとマイクラサーバーは別々で立てるので、最低でも2台のサーバーが必要になります。(ポート番号を別々にして立てれば1つのパソコン(VPS)でも可能)
基本的にプロキシサーバーから接続できる受け渡し先のマイクラサーバーはプラグインサーバー限定になっています。
マイクラサーバーの接続設定
プロキシサーバーに接続させるためにマイクラサーバーにも設定が必要です。
ファイル名 | 対象サーバー | 変更項目 |
---|---|---|
server.properties | SpigotMC PaperMC PurPurMC Vanilla | online-mode=true ↓ online-mode=false |
spigot.yml | SpigotMC PaperMC PurPurMC | bungeecord: false ↓ bungeecord: true |
プロキシサーバーを立てる
それでは各プロキシサーバーの立て方を紹介していきます。
タブ別に分かれているので、立てたいプロキシサーバーをご覧ください。
それでは、BungeeCordの立て方について紹介していきます。
ダウンロード
BungeeCordのソフトウェアをダウンロードするために以下のサイトを開きます。
ページを開き、真ん中にある「BungeeCord.jar」をクリックしてダウンロード開始します。
ダウンロードできたら、BungeeCord.jar
を新しく作ったサーバーフォルダに入れます。
バッチファイル作成
次に、BungeeCordを起動させるための、バッチファイル(BATファイル)を作成します。
プロキシサーバーを立てる人は、バッチファイル作成経験者だと思っているので作成方法は省きます。
バッチファイルのコードは以下の通りに記述してください。
メモリ割り当ては512MBで十分です。50~100人規模になると1GBを割り当てることもあります。
@echo off
java -Xms512M -Xmx512M -jar BungeeCord.jar nogui
pause
これでBungeeCordを起動させる準備が整ったので、作成したバッチファイルをダブルクリックしてBungeeCordを起動します。
「Listening on /0.0.0.0:25577」と表示されたら、起動完了です。
起動できたら、プロキシサーバーとマイクラサーバー本体を繋げる設定を行うので、BungeeCordサーバーを「end」コマンドで閉じてください。
BungeeCordの停止コマンドは、「stop」ではなく「end」になります!
サーバー設定
サーバーフォルダにあるconfig.yml
を開いてください。
config.yml
を開くと、様々な項目が表示されますが、マイクラサーバー本体に繋げるために必要な設定は以下の部分になります。
名前 | 説明 |
---|---|
servers | ここからサーバー設定であることを示す。絶対に書き換えない。 |
lobby | コマンドでサーバー間を移動する時に指定するサーバー名のこと。(英数字のみ対応) |
motd | マルチプレイ一覧に表示されるサーバー説明欄のこと。 日本語は使えるが表示されない、後述するプラグインを使った方が良い。 |
address | マイクラサーバー本体のサーバーアドレス(IPアドレス)とポート番号を指定する。 |
restricted | サーバー間を移動する時に、trueにすると権限が必要になる。falseは権限不要。 |
servers: #絶対に変えない
main: #任意の名前に変更
motd: '&6ようこそメインサーバーへ'
address: 123.456.78.9:25565 #マイクラサーバー本体のサーバーアドレスとポート番号
restricted: false #必要があればtrue
lobby: #複数のサーバーを繋げるにはサーバー名を変更する
motd: '&6ようこそロビーサーバーへ'
address: 123.456.78.9:25252 #サーバーアドレスまたはポート番号が被らないようにする
restricted: false
sub:
motd: '&6ようこそサブサーバーへ'
address: 123.456.97.8:25252 #サーバーアドレスまたはポート番号が被らないようにする
restricted: false
これで設定完了と言いたいところですが、あと1か所変更するところがあります。
config.yml
にて、「ip_forward: false」という項目を「ip_forward: true」に変更します。
サーバー接続
あとは、BungeeCordサーバーとマイクラサーバー本体を起動させて、BungeeCordサーバーのサーバーアドレスとポート番号で接続してください。
無事サーバーに接続することができました!
他サーバーに移動する時は、「/server サーバー名」コマンドで移動することができます。
BungeeCordの設定やコマンドはこちらのWikiに書かれているのでご参考ください。
プロキシサーバー用のプラグインを使ってみよう!
プロキシサーバーでは、プラグインサーバーであるSpigotMCやPaperMCのプラグインとは異なる、プロキシサーバー独自のプラグインがあります。
導入方法は、プラグインサーバーと同じでサーバーフォルダの「plugins」フォルダに入れるだけです。
プロキシサーバーに対応したプラグインを導入しないと正常に動作しないので注意!
プラグイン名 | 説明 |
---|---|
BungeeTabListPlus | タブリストを自由に編集できる。 |
LunaChat | アルファベットチャットを日本語に変換して表示する。 |
CleanMotD | プロキシサーバーのMotdを簡単に編集できる。色文字も対応。 |
AddressLimit | 同じIPアドレスから接続可能な最大接続数を設定できる。 |
BungeeGuard | プロキシサーバーとマイクラサーバー間にトークン(鍵)を認証させることで、トークンが一致しない接続を拒否する。 |
他にもたくさんのプロキシサーバー用プラグインがありますので、探して使ってみましょう!
よくある質問
- BungeeCordからForgeに接続したいが上手くいかない
-
BungeeCordはForgeに対応していませんが、Waterfallなら対応しています。
なお、config.ymlの「forge_support: false」を「forge_support: true」に変更する必要があります。
- プロキシサーバーからMohistMCに接続できない
-
BungeeCordは上記と同じでForgeに対応していないので接続できません。
また、Waterfallはバージョン1.12.2までなら接続可能です。
バージョン1.13以降はLightfallというMohistMC専用のプロキシサーバーを使う必要があります。
【マイクラ】プロキシサーバーからMohistサーバーへ接続方法を紹介!【Lightfall】 この記事は以下に対応しています。※2024年10月時点 Java Edition(Java版) バージョン1.16.5~1.20.4 マルチプレイ プラグイン MOD BungeeCord/Waterfall こんにち…
最後に
今回、ネット上にプロキシサーバーに関するサーバーの立て方を紹介する記事があまり見当たらなかったので、記事にしてみました!
そもそもプロキシサーバーのことをあまり知らない方にも知ることができて、良い機会となったのではないのかな?と思います。
マイクラサーバーは意外と奥深いですよね!!調べれば調べるほど、色々なことが知れて勉強になりますし、楽しくなってきます!
是非、今回の記事を参考にして理想のマイクラサーバーを構築してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の記事でお会いしましょう!
ココじゃないかもしませんが
ポータルで移動できるサーバーって作れますでしょうか
velocityはforgeに対応していますか?
サーバー初心者です。
Agamesでvelocityを使ってサーバーを作りたいのですが、velocityを使うにはサーバーをいくつか借りなければならないのでしょうか
サーバーを起動しているPCでも入れますでしょうか?
色々変えてみたりしたのですが全くできなくて
よければできないときの方法を教えてください
velocityのlegacyです。
エラーログ最初と
最後です
長文失礼しました。
レンタルサーバーでプロキシを立てたいのですが、手順などはわかりますでしょうか。